Matt Monro the Golden Voice
マット・モンロー
「The Man with the Golden Voice」として知られるイギリスの歌手で、1950年代から70年代まで世界を股にかけて活躍した。
「007 ロシアより愛をこめて」(From Russia with Love)
ショーン・コネリー主演の007シリーズ第二弾「ロシアより愛をこめて」(1964年公開)の主題歌。作曲はライオネル・バートで、歌がマット・モンロー。
歴代ボンドガールの中でも(知的な美貌で)屈指の人気を誇るイタリア出身のダニエラ・ビアンキが映画のヒットに一役買った。
「慕情」 (Love is a Meny−Splendored Thing)
ジェニファー・ジョーンズ、ウィリアム・ホールデン主演のアメリカ映画「慕情」(1955年公開)の主題歌。作曲はサミー・フェインで、
ナット・キング・コールの歌は映画音楽史上屈指の名作と言われたが、マット・モンローのバリトン・ボイスも素晴らしい。
「枯葉」 (Autumn Leaves)
1945年にジョセフ・コズマがバレエ音楽として作曲。ジャック・プレベールが詞をつけ、翌年公開の映画「夜の門」の中でイブ・モンタンが歌った後、シャンソン歌手のジュリエット・グレコが歌い世に広めた(原題はフランス語で「Les Feuilles Mortes」)。
1950年には「Autumn Leaves」としてビング・クロスビーがレコードを発表。1955年のロジャー・ウィリアムズの演奏やジョーン・クロフォード主演のアメリカ映画「枯葉」(1956年公開)の主題歌(歌はナット・キング・コー
ル)を経て、次第にジャズのスタンダードナンバーとして定着していった。
「I Will Wait For You」
カトリーヌ・ドヌーヴ主演のフランスのミュージカル映画『シェルブールの雨傘』(1964年公開)の主題歌。作曲はミッシェル・ルグランで、英語版の作詞がノーマン・ギンベル(フランス語版はジャック・ドゥミ)。
以前、森川七月の「I Will Wait For You」を紹介したが、マット・モンローのバリトン・ボイスではガラッと違った味わいになるのが面白い。
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